2019/12/9〜
傷んでいた本をバラして修理した経験
お店を始める前に本の整理をしていた際、小さい頃に読んでいた本がボロボロになっているのを見て何とかならないかと思っていたところ、妹が「本のアトリエEIKO」という大阪にあるお店を紹介してくれました。ここは本の修理や製本を行っているお店で、店主の中尾エイコさんは国際的な製本コンクールでいくつも賞を獲られています。
https://honnoateliereiko.jimdofree.com
アポを取って何冊か持って行ったところ、手始めに小さくて薄い合唱の本から修理を始めることに。表紙を剥がし、破れたところを補強し、糸で綴じ直し、汚れた辺を裁断し、表紙をハードカバーに付け直す、という手順。1回では到底ムリなので、糸で綴じて糊付けすることを宿題として持ち帰り、日を開けて再度通い完成させました。それぞれの工程に細かな工夫がたくさんあり大変な作業でしたが、徐々に本が蘇っていくのを見るのは楽しかったです。
同じ本があるので、before&afterの写真を載せました。一番状態の悪いものをbeforeとして残すべきだったなぁ。
上から見ると背表紙と本の間に小さな布が入っているのが見えますが、これを「花ぎれ」と言います。これがあるのとないのでは全然違います。