織田信長と濃姫の物語
信長の正妻である濃姫は、美濃の斎藤道三の娘。二人の関係やその周辺のことは、ドラマ・映画・小説などで数多く描かれ、いろいろな切り口がありますが、私の中では学生時代に読んだこのマンガの印象が強いです。“うつけ者”と言われていた若かりし信長の本当の姿を見抜いた濃姫。そんな姫に一目置く信長。駆け引きだらけで緊張感のある日々の中で、徐々に心許せる夫婦になっていく様子が良いなぁと。
おもしろいのは、最後に「美内すずえ氏調査報告」というページがあること。同じ漫画家の いまいかおる氏によるもので、コミックにあとがきチックなものがあること自体珍しいですよね。