名曲と共に大ヒットしたラブストーリー
1990年アメリカ映画。銀行員のサムと陶芸家のモリー。二人だけの幸せな生活を始めて間もなく、夜道で暴漢に襲われます。倒れたサムは起き上がって駆け出すも、モリーはサムを抱きかかえて泣き叫んでいました。
ここでまず観客に驚きを与えます。
この映画の超有名な場面「アンチェインド・メロディ」が流れる中、ろくろで土をこねるモリーの後ろからサムが手を添えるラブシーンを見せておいてから、いきなりサムの死。脚本・映像が見事。
自分が死んだことを悟り、その理由を知ったサムは、自分の声を聞くことのできる霊媒師をなかば強制的に協力させ、モリーを守るために奔走します。
映画を観た当時は、悪者が地獄に連れて行かれるというわかりやすく安易な表現に台無し感がありましたが、ストーリーや映像など全体的には良く出来ています。
個人的に一番印象深かったのは、地下鉄にいるゴーストです。彼の執着や悲哀を描くことで、ストーリーに深みが増したと思います。そしてデミ・ムーアがキュート!