お釈迦様の伝記をかりた 全くのフィクション <全14巻>
連載終了まで12年かけて描かれたお釈迦様の伝記で、認知度の高い名前も多く出てきますが仏典とはかなり違うのと、創作されたキャラクターが多く出てくるために反発も多かったようです。そのせいもあるのか、14巻の後書きにキャラクター設定への後悔や重要人物を登場させなかったことへの心残りが綴られています。
とは言え、史実と違っていたとしても、作中のブッダの行動や悟りを開いてからの説法などには心動かされるものがあります。
以前ネパールを旅行した際、お釈迦様生誕の地であるルンビニに行き、宿坊に1泊したことがあります。(と書くと、敬虔な仏教徒のようですが違います。)結構な距離をバスやトラックを乗り継いで行くのですが、どこまでも広がるタライ平原を年代モノのバスに揺られて走るのが意外に楽しくて、忘れられない光景です。
このマンガも年代モノで、汚れや日焼け、糊付けが外れていたりとボロボロですが、内容は劣化していませんよ。