絵画に親しむ方法はたくさんあります。
絵画を観るのは好きだけど、その画家の背景だとか、絵が表している世界観だとかをちゃんとわかっていないままで大丈夫かな、と思うことがよくあります。特にヨーロッパの古典はキリスト教と深い関わりがあり、聖書の内容や宗教画のお約束事など、鑑賞者が承知していることが前提だったり。
そんな心配を吹き飛ばしてくれるのがこの本。楽しんで観ることをゆるしてくれる名画達。軽いクイズをはさみながら、新たな発見もさせてもらいながら、何より作者自身が本当に絵画を好きなんだなぁと感じられる本です。いろいろな画集を眺めてみたくなりますし、美術館にも行きたくなりますよ。