子うさぎましろのお話
ジャンル | 児童書/絵本 |
---|---|
作者 | 文:佐々木 たづ / 絵:三好 碩也 |
発行年 | 2015年(第1刷:1970年) |
出版社 | ポプラ社 |
思い入れ度 | ★★★☆☆ |
ロングセラーのクリスマス絵本
サンタさんに一番先にもらったクリスマスのお菓子をペロッと食べてしまった白うさぎの“ましろ”。もっとほしくなって一計を案じ、再度サンタさんのもとへ。騙されたふりをしたサンタさんから一粒の種とサンドイッチをせしめた“ましろ”は、元の白い体に戻れなくなり・・・
“ましろ”のその後の行動に思わずポロリ。“ましろ”のウソを怒るでもなく、諭すでもなく、受け入れる(赦す)サンタさんもすばらしいです。
シンプルな線の絵もかわいいのですが、反転した絵がドラマチックで、全体的にメリハリの効いた絵本です。
作者の佐々木たづさんは、視力を失ってから盲導犬との出会いを書いたエッセイ『ロバータ さあ歩きましょう』でも知られているかと思います。当館にありますので、合わせてお読みください。