フランス国立の東洋美術専門の美術館
フランス国立の東洋美術専門の美術館であるギメ東洋美術館。1945年よりルーヴル美術館東洋部のコレクション全体が移されました。2007年、この美術館の所蔵である数多くの浮世絵が日本に里帰りし、東京と大阪で展覧会が行われました。これはその際の図録です。
目玉は北斎の「龍虎の図」。ギメ東洋美術館所蔵の北斎の肉筆画である「龍図」と日本の太田記念美術館所蔵の「虎図」が対であることが判明した2005年以来、2幅一緒に展示されるのは世界初とのことでした。
展覧会の副題は「パリを魅了した江戸の華ー北斎・写楽・歌麿」。その他にも広重、暁斎、春信などなど有名どころがたくさん。充実の一冊です。