ブックディレクターと呼ばれるようになった仕事ぶりとは。
「“ブックディレクター”って何をする人?」「何となく想像はつくけど、そんな職業あるの?」と思いますよね。昔のように「本は本屋で見る・買う」という時代ではなくなった昨今、直接関係のない場所に本があることが珍しくなくなりました。私が当館を始めるキッカケになったのも、長野県の小布施町が始めた「まちじゅう本屋」という活動でした。そのように、自分の好きな本を自分で選んで置く店は別として、公共の施設や病院など、目的や費用の規模が大きい場合は「どんな本を置くのが効果的か」「どんな本棚をどんなふうに設置するのが良いか」など専門家に任せたいものです。そこで幅さんの出番。的確な選書と本棚作りをしてくれるブックディレクターです。
元々“ブックディレクター”という職業があったわけではなく、そういう活動をしていたらそう呼ばれるようになったということ。職業・肩書なんて、言ったもん勝ちなのです。「なりたい職業が無い」「何を職業にすれば良いのかわからない」「入れる会社が無い」という方、自分で好きなことをして自分で肩書きを作ってみればー。