唯一無二の影絵作家、100歳現役で作品展
2024年4月に100歳を迎えられ、福岡県で作品展が行われました。小学生にあがる前から、ケロヨンやNHKの歌番組で親しんでいた藤城作品の数々。その影絵の美しさ・世界観に魅了される人は数知れず、MISIAもライブ演出に使っていたのですね。
新鮮だったのは初期のモノクロ影絵。こびと達の動きが生き生きと表現されていて、これが原点なんだなぁと感慨深かったです。また、ロシア民話のウサギちゃんがかわいい〜。
会場内で「泣いた赤鬼」の影絵劇が上映されていましたし、絵のキャプションもご本人の言葉で書かれているので、一つずつ丁寧に読み鑑賞していくと、予定していた時間をオーバーし、最後の方は駆け足になってしまい残念でした。
何度か作品会に足を運んできましたが、若い頃の油彩画やひ孫ちゃんを描いた水彩画など影絵以外の絵が観られて驚きました。作品制作への変わらぬ情熱を感じられるすばらしい展示会でした。