ラトビア出身のクリエーターによる映像美で魅せるセリフの無いアニメ
森の中にいる一匹の黒猫。異変を察知するも川の水位がどんどん上がっていき陸地が水没していく。流れてきたボートで、乗り合わせた動物達と共に、次々と襲いくる危機に対応しながら向かう先にあるものは・・・
背景は実写なのか?と思うほど美しく、アニメ調の動物達との対比も新鮮です。
ラトビア出身ギンツ・ジルバロディス監督の長編アニメ第二作で2025年のアカデミー長編アニメーション賞を受賞しました。次々に起こる出来事や出会いにより状況が刻々と変化して、引き込まれます。第一作の「Away」も素晴らしかった〜。
両作ともセリフは無く、無いことで想像が広がるし、心地よさを感じます。パンフレットに載っているインタビューに「セリフの必要性を感じない」と答えられていましたが、確かに映像の力が際立っています。