コーヒーに関する31編のエッセイ集
「おいしい文藝」というアンソロジーシリーズの一冊。
湊かなえ、阿川佐和子、片岡義男、向田邦子、佐野洋子、よしもとばなな、村上春樹、内田百閒、山口 瞳、畑 正憲、泉 麻人、井上ひさし等々そうそうたるメンバーです。
湊かなえさんは近所のショッピングセンターの福引でエスプレッソマシンが当たったとのこと。なんとも羨ましい。
コーヒーにまつわる思い出は、ほとんどの人が何かしら一つは持っているのでは。私は学生時代、隠れ家的な喫茶店に一人で行っては本を読んでいました。大好きなその店は、いつしか違う店になってしまいましたが、当館の原点と言えるでしょう。
本のカバーを外すとコーヒー豆の柄が出てきますが、さらに仕掛けがあります。薄い部分は本と器の絵で、たぶん「おいしい文藝」のマーク。(カバーの裏表紙参照)そしてこの薄いマークがローマ字のタイトルになっています。写真は表面のもので「KOPOKOPO」。裏面は…もうおわかりですね。
こういう遊び心を発見した時は嬉しいです。
