“おにた”の最後が悲しすぎる
節分の夜、男の子が豆まきをしている。物置小屋にもまきに行く。その小屋の天井には黒い子オニの“おにた”が住んでいた。“おにた”は男の子の家族にこっそり良い事をしていたが、誰も気が付かない。その晩、麦わら帽子をかぶって外に出た“おにた”は、豆まきの気配がしないトタン屋根の家を見つけ・・・
良いオニ、悪いオニ、いたずら好きのオニなど、話によっていろいろな性格のオニが出てきます。この話の“おにた”も「オニは悪いモノ」と決めつけている人間に対して残念に思っています。
トタン屋根の貧しい家に住んでいる女の子のために食べ物を調達した“おにた”の最後が悲しすぎました。