現在と江戸時代の東京を比べることのできる地図
時代小説を読んだり時代劇を見たりする際、地理的なことがわかっているのといないのとでは、理解の深さが違うことがありますよね。東京に住んでいない私にとっては余計にそう感じます。
この本では、江戸時代(幕末)の地図の上に、トレーシングペーパーに印刷された現在(2005年)の地図を重ねて、違いを見ることができます。
幕末には何もなかった土地や海に、細かく書き込まれた現代の地図が重なるのを見ると、余白のなさに息がつまる感じがあります。
宮部みゆきの時代小説には欠かせない「本所深川」を詳しく紹介しているページもあり、ファンはたまらない本です。
“時代MAP”シリーズとして『京都時代MAP』に続く第二弾。他にも奈良や名古屋、昭和との比較など、いろいろ出版されています。