都会の片隅にある小さな食堂に集まる人々の物語
営業時間は深夜から明け方まで。コの字のカウンターがあるだけ。メニューは豚汁定食とお酒のみ。でも食べたいものを言えば作ってくれる。知る人ぞ知る小さな食堂に吸い寄せられるように毎晩集まってくる人々の物語が、一つの料理と共に語られる。
常連さんがほとんどだけど、その人達に連れられてくるお客もいれば、噂を聞きつけて来る人も。新顔があれば、常連さん達の目つきも変わるし、誰かが目新しいものを注文すれば、釣られて注文する人が次々と現れる。怒ったり、嫉妬したり、ホロリとしたり、恋が生まれたり、別れたりと、人間ドラマが繰り広げられる。
こんな食堂あったら良いなと思うけど、自分の生活の中で深夜に食事をすることは無い。マンガやドラマで見るのみです。
このコミックスは全巻違う色の表紙なので、並べると嬉しくなるほどキレイ。
裏にはちょっとずつ違う動きのマスターがいて、それも楽しい。