ギリシア神話に着想を得たファンタジー <全27巻>
神々が世界を治めていた時代。人間の国ルーンの王と精霊ガラティアが恋をして生まれた皇子クルト。8歳の誕生日を前に、母が悪神エルゾの娘メデューサによって村人と共に石にされてしまった事実を知る。クルトは母や皆を人間に戻すため、メデューサを倒す旅に出る。
ギリシア神話のピュグマリオン(ピグマリオン)伝説が基になってはいますが、ストーリーは全く違います。
怪物・妖魔・神・精霊・ドラゴン・人間など、旅の途中のさまざまな出会いを通して成長するクルト。読み手はひいきのキャラクターが活躍するのが楽しみになります。私のお気に入りはギルガドール。初めは一つ目の怪物だったのですが、生まれ変わって目玉だけになり、クルトの良き助っ人になります。