店主が最も号泣する物語 <文庫:旧装版 全10巻/マンガ:全6巻>
タイトルや表紙から想像されるように、軽快でユーモアのある平安ラブコメディで、スルスルと一気に読めてしまい、号泣する要素があるようには思えない1巻。でもそれは2巻への序章。2巻は私が今まで読んだ小説の中で最も涙した話です。「吉野君!」を想い聖地巡礼も致しました。
誰も悪くない(いや、悪い人もいるけど)それぞれの立場ではそれしかできない、それが精一杯。“仕方ない”とわかっているから泣くしか無い、ってことがあるんです・・・と書きながらまた涙。
山内直実さんのマンガは原作のイメージ通りで、全く違和感無しの素晴らしい作品です。こちらも、合わせてどうぞ。