初めてタイトルと帯に惹かれて買ったマンガ
マンガを購入する際、中身を知らずに買うことは今までありませんでした。昔はビニールを掛けられてなかったので、知らない作品でもパラパラとめくって絵柄の好みや内容を確認できたし、好きな作者であれば内容を確認しなくても無条件で購入していました。
この本は偶然店頭で見つけたもので、まずタイトルに惹かれました。白木蓮は形がポクっとしていて、とても好きな花なのですが、散るときは茶色に変色し大きなままボトっと落ちてちょっと哀しい。「うぁー、わかるなぁ」と思いつつ帯を見ると『1963年生まれ、「しんどい現実」を生きる3人の女性を〜』とあり、主人公と歳が近いことがわかり、カバーの絵は嫌いではなかったこともあり、迷いながらも初めて内容を確認しないまま購入してみました。
扱っているテーマは結構重いし、出だしもなかなか衝撃的なのですが、思っていた以上に省略形の絵のせいかサラッと進んでいき、登場人物の誰かに特に感情移入して読むこともなく、気がつけば意外な終わりを迎えていました。
読み終わった後、誰かと感想を共有したくなる話ですね。