男装の麗人を主人公にした画期的な歴史マンガ <全10巻>
1972年生まれのこの作品、2022年の今年は誕生50周年になります。私の小学生時代は、宝塚と言えば『ベルばら』で、舞台がテレビ放送もされていました。アニメ化もされた大ヒット作品です。
フランス革命の主人公であるマリー・アントワネット王妃と、架空の軍人であるオスカルをうまく絡めて、少女マンガでありながら歴史モノとしても見事に成立させています。しかもオスカルは男装の麗人。当時日本は、女性は専業主婦が当たり前の時代。彼女達がオスカルに熱狂するのも納得です。
池田センセイは本場フランスの外交官に「フランス革命をこの本で勉強した。」と言われたとのこと。それは私も同じですが、マンガ家冥利に尽きるのではないでしょうか。