好みを通して見えてくる文豪47名の人間性
「文豪」という言葉は、“格調高さ”とか“趣味の良さ”を感じさせて、なにかしら惹きつけられます。その文豪たちがどのような物を使って、どのようなものを食べて、どのような場所に行ったのか。知りたいと思いませんか?
万年筆や原稿用紙は当然として、月琴やマンドリンは“格調高さ”を、薩摩七宝や懐中時計は“趣味の良さ”が感じられて、やはりね、と納得。
興味深いのは「食」で、現代でも味わえるものを選んであるとのこと。見るからにおいしそうにふっくら焼けているビスケットや日本茶とセットでお盆にのっているお団子たち。あぁ食べたい。
彼らが泊まった温泉宿やホテルは、ちょっとお高そうで行けそうにはありませんが、こうして本で見て想像を膨らませるのは楽しいものです。